兵器としてのルークネタ




ここからはじまるのは、兵器として作られたルーク妄想です。
日記で語っていて小話もこそっと書いていたのですが、せっかくネタが出たのでもう一つ話を書くかと書き始めたら、日記に入れるには長すぎたという。なので、本当はもう少し時間が立ってからこちらに持ってくる予定でしたが、急遽まとめてこちらにアップします。
でもって、この下が基本設定というかその時の語りをそのまま持ってきてあります。
ちなみに頭の緩い耳っこルークよりもものすごい性格破壊がおこなわれているので、大人しいルークとか罪の意識のないルークとかそういうのが駄目な方はここでそっと閉じてやってください。
そういうのも一つのネタよね、と楽しめる方はこの先へどうぞ。


***************************


アッシュの受けていた実験って、超振動を兵器に応用できないかという思惑があったと思うんですが、だったらルークが完全同位体のレプリカで兵器として作られても不思議はなかったんじゃないかと。
つか、たぶんもう同じ妄想を繰りひろげた方は沢山いらっしゃると思うんですが、ひとつ妄想を繰り広げてみようかと。
本当は小話付きで〜とか思ってたんですが、とりあえず設定を書くだけで今日は力尽きそうだったので、そっちはまたいい場面が浮かんだら!

ちなみに、ルークがこれでもかと可哀想なことになっているので、そういうのがダメな人はごめんなさい。ここまでで平気だった方はそのままどうぞ。



***************************


まず、まだマルクトと戦闘していることが前提。
前皇帝生きていて、陛下はまだ即位していません。現状は膠着状態。小競り合いはあるものの、大々的な衝突はまだ回避中。
そんな中で、キムラスカ側に新たに開発された謎の兵器が出現。一瞬にして小さな街や村を消滅させるその兵器は、大がかりな大砲でも譜業でもなくたった一人の少年。それがルーク。
緋色の長い髪を持つルークは、キムラスカの上層部ではローレライの宝珠と呼ばれていて、キムラスカの切り札としてその存在を伏せられている。


もちろんルークはアッシュのレプリカ。
もともと超振動を操れるアッシュがキムラスカの王族で、次代の王位継承者としての地位も高かったために、ルークがひそかに作られる。
つまり、同じ力を持つレプリカを作れれば、兵器として使ってもいいと考えたわけです。
ルークは多少の劣化は認められるものの、完全同位体としてほぼアッシュと等しい威力の超振動を起こせる存在として生まれてくる。だが超振動は強大な力であると同時に非常に制御の難しい力でもあり、一歩間違えれば味方も巻きこむ諸刃の剣となりかねない。
それを防ぐために、ルークの左手にはローレライの宝珠と呼ばれる宝石が埋め込まれる。そして一つの宝珠を割って作られたもう一つの宝石は、オリジナルであるアッシュの手に。
それによってアッシュはルークを自分の一部のように操り、コントロール出来るようになっている。


兵器として生み出されたルークには、最低限の知識の刷込しか行われていない。戦争に疑問を持たないように、感情も一部封じられている。
一番に刷込まれている知識は、オリジナルであるアッシュに完全服従であること。そしてそれを疑問に思わないこと。
恐怖や怯えは、アッシュに関してしか感じない。アッシュに見捨てられることが何よりも怖い。何かを好ましいと思う気持ちはないわけではないが、優先順位が人とは異なっている。
一番大切なのがアッシュ。その次がアッシュが大切に思っている人や、ファブレ家の人々。そしてバチカルの人間、つづいてキムラスカの人間。
すべての感情や思考が都合よくコントロールされていて、幼い子供の残酷さと一部の人間に対する真摯さだけが強調されている。
ゆえに、屋敷の者達には庇護対象として大切にされているが、もちろん彼らもルークが実際には何をしているのか知らない。
ルーク(聖なる焔)という名も、キムラスカにとっての聖なる焔という意味でつけられている。


え〜と前提はまあ、そんな設定があるわけですが。
そしてルークが性格幼くてアッシュに絶対服従で、ちょっとロリっぽいというか頭足りないというか…orz。
言葉もちょっと舌足らずで、劣化している分成長したらちょっと体格が小さくなっている。超振動を使うため、体に負担がかかるのであまり丈夫ではない。
左手に埋め込まれた宝珠をアッシュに撫でてもらうのが好き。繋がっている場所なので、そこが一番気持ちよく感じる場所。
アッシュにとってもルークは自分の一部であると同時に、大切な存在。自分をただひたすら慕い、何をしても受け入れてくれる。そして自分の代わりに兵器として生かされていることに、ひそかな苛立ちも覚えている。
愛する自分の国、だけどそうやってルークを兵器として使う国に対して鬱積がたまってゆく。


最後にはルークを連れて逃げ出しちゃうわけですが、追い詰められてルークが作られてから初めてアッシュは自分の超振動を使う。すると、アッシュと繋がっているルークにその負担がすべて流れこんでしまう。
一つの街を消滅させてルークを連れて逃げ、ふと、ぼんやりと感情のない虚ろな目になっているルークに気が付く。
つまりアッシュの超振動を使うときにも、その負担がアッシュにいかないようにすべてルークへといくように調整されていて、結局はルークが壊れてしまうという結末。救われなさすぎ…。

でもって、この下からはその設定を前提にした小話になります。興味のある方はどうぞ。


***************************


兵器としてのルークネタ1− 死の概念のないルーク(5/31)*(日記再録)

兵器としてのルークネタ2− 実際に兵器として使われているルークネタ(5/31)*